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谷村孝彦議員の一般質問

都市基盤整備について

【質問】

多摩都市モノレールの上北台から箱根ケ崎への延伸に対する知事の見解を求める。

【知事】

多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸についてであるが、多摩地域は東京の3分の1に相当する400万人もの人口を擁し、豊かな自然や良好な住環境に恵まれており、また、多くの大学や研究機関が集積するなど、その発展は、活力ある東京に欠かすことができない。

箱根ケ崎方面への延伸を実現することで、開業区間と一体となって、南北方向の拠点を結び、多摩地域の活力や魅力を更に向上させることができる。

来年度、箱根ケ崎方面の延伸に関する予算を新たに計上し、基本設計を行うなど、事業化に向けて、一歩踏み出すこととした。

地元の期待も大きく、沿線の2市1町においては、延伸に向けたまちづくりに、着実に取り組んでいる。

引き続き、関係者との協議・調整を進め、多摩地域における公共交通ネットワークの更なる充実に向けて取り組んでいく。

 

【質問】

一日も早い事業化に向けた今後の取組について、都の見解を伺う。

【東京都技監】

多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸についてであるが、本路線の実現により、開業区間と一体となって南北方向の拠点が結ばれ、多摩地域の活力や魅力が更に向上する。

事業化に向けて都は、多摩都市モノレール株式会社の経営状況を踏まえるとともに、収支採算性の確保に向けたコスト縮減策や収入確保策などの検討を進めている。

また、沿線の2市1町においては、一昨年、「モノレール沿線まちづくり構想」を策定し、着実にまちづくりに取り組んでいる。

こうした状況を踏まえ、都は、来年度予算において、現況調査及び基本設計等に着手することとした。

引き続き、関係者との協議・調整を進め、多摩地域における交通インフラの充実強化に取り組んでいく。

 

オープンデータ化について

【質問】

都庁各局のホームページで報告書などを参照・閲覧できるように整える場合にも、ユーザー視点に基づく利便性の高いデータの提供は、都民一人ひとりを欠かせないパートナーとして捉える視点から重要である。この点における今後の基本となる都の見解を伺う。

【戦略政策情報推進本部長】

利便性の高いデータの提供についてであるが、都では、東京都オープンデータ推進庁内ガイドラインを策定し、各局が保有するデータ等のオープンデータ化と、その利活用促進に向けた取組を推進している。

都の調査報告書などでは、図表等を使うことが多くなっているが、それらの内容の理解を深めるには、公表された図表等の基となるデータだけでなく、様々な視点からの関連するデータも掛け合わせて、見ることが必要である。

このため、図表等の基礎となる数値等のオープンデータ化を進めるとともに、リンク設定やQRコードの活用など、利用者が簡便にデータを取得できるような仕組みを検討のうえ、ガイドラインの改正等を行い、各局とも連携し、都庁全体に広げていく。

 

教育について

【質問】

IT人材の不足が社会的な課題になっている。ホワイトハッカーをはじめ、新たな産業分野で活躍できるIT技術者を育成するための新しい教育プログラムを開発する必要があるが、見解を伺う。

【教育長】

IT技術者を育成するための新しい教育プログラムの開発についてであるが、都教育委員会は、今後のIT人材の育成に向け、昨年2月に策定した「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」に基づき、都立町田工業高校における企業や専門学校等と連携した、新たな教育プログラムの開発に着手している。

今年度は、学識経験者、日本IBM株式会社、日本工学院八王子専門学校等からなる検討委員会において、教育の理念や育成すべき能力などについて議論している。

これらの検討結果を踏まえつつ、IT人材として必要となる専門性や企業人としての素養の育成を目的とした、全国初となる工業高校から専門学校まで一貫した5年間の教育カリキュラムを開発していく。

 

【質問】

熟練技術者から高度な技術を学ぶための現場訪問や基礎的な製作体験が必要である。将来の伝統工芸や匠と言われる技を継承し得る人材を育成すべきと考えるが、所見を伺う。

【教育長】

伝統工芸などを継承し得る人材の育成についてであるが、江戸東京の歴史や文化に根差した様々な伝統工芸や匠の技といった東京の「宝物」について、生徒の興味・関心を高めていくためには、直接専門家等から指導を受け、その良さや魅力を味わうことが重要である。

都教育委員会では、地域の多様な産業界と連携し、生産から流通・消費までの過程を総合的に学ぶことを特徴とする産業学科である橘高校を設置している。

今後は、橘高校において、伝統工芸や匠の技への卓越した技術を持つ外部人材を活用した新しい系列を設置し、東京の伝統ある産品づくりや新たな価値の創造を担う、将来、ものづくりマイスターと成り得る人材を育成していく。

 

連続立体交差事業について

【質問】

西武線東村山駅周辺の連続立体交差事業の完成後の事業効果と現在の進捗状況について見解を伺う。

【建設局長】

西武新宿線東村山駅付近の連続立体交差事業についてであるが、本事業は、鉄道を高架化することにより、府中街道など五か所の踏切を除却することで、道路ネットワークの形成を促進し、交通渋滞や地域分断を解消するとともに地域の活性化に資する極めて効果の高い事業である。

現在、用地については、取得率が全体の9割を超えており、取得完了に向け積極的に取り組んでいる。

工事については、駅部を中心に高架橋の構築などを実施してきており、来月には、府中街道との交差部を含む区間において、仮線路への切り替えを行うなど、全線にわたり更なる進捗を図っていく。

今後とも地元市や鉄道事業者と連携し、地域の理解と協力を得ながら、本事業を着実に推進していく。

 

村山貯水池について

【質問】

これまでに準備工事として、貯水池の一部を締め切る工事が進められ、村山上貯水池の堤体強化工事は、2019年7月に着工した。堤体強化工事及び周辺整備工事に合わせた、車道拡幅、歩道設置工事について、現在の進捗状況の説明を求める。

【水道局長】

村山上貯水池堤体強化事業の進捗についてであるが、本事業は、令和5年度完成を目指し、現在、盛土に必要な土を堤体周辺の局有地から現地調達する等の準備工事を進めており、本年10月に盛土工事による堤体の強化に着手する予定である。

また、現在同時に、堤体上部に設置する車道の拡幅と歩道の整備について、道路管理者等と調整を進めており盛土工事後に行う周辺整備工事の設計に反映する。

車道については、拡幅して整備することによる、対面交通の安全性向上とともに、北側交差点への右折レーン設置による渋滞の解消が期待される。

また、これまで湖面近くに設置されていた歩道を車道と並行して整備するとともに、防護柵を設置することにより、安全で安心な通行が可能となるよう整備を進める

 

流域下水道整備について

【質問】

空堀川流域南部地域における雨水流域下水道の整備に向けた現在の取組状況と東大和市において、事業効果を早期に発現するための検討内容について伺う。

【下水道局長】

空堀川流域における雨水流域下水道の整備についてであるが、都は、東大和市、武蔵村山市、立川市と連携して流域下水道雨水幹線の早期工事着手に向け、現在、基本設計を進めており、来年度、実施設計に着手する。

また、雨水幹線が機能を発揮するためには、関係市が枝線を整備し、雨水幹線へ接続することが不可欠であり、事業完了まで長い期間を必要とする。

そのため、都は関係市と協力して、下流域である東大和市から上流に向かって雨水幹線を整備するにあたり、関係市が施行する枝線の整備状況に応じて、一部完成した施設を暫定的に稼働させるなど、事業効果の早期発現に向けた検討も進めていく。

今後とも、関係市と密接に連携し、浸水被害の早期軽減に向けて取り組んでいく。