中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症では、多くの死者・感染者が発生しており、現在では世界各地にも広がる様相を見せています。
日本国内への玄関口になる羽田空港を抱える東京には、中国での感染報告後も多数の中国人観光客が訪れており、旧正月で中国に一時帰国していた人々も東京に戻ってきつつあります。また、日本政府のチャーター便による武漢からの日本人帰国も行われます。
こうした状況を踏まえ、都は感染拡大防止に向けて緊急対策に取り組んでいますが、都民を守るため、さらに万全の備えが必要です。
ついては、下記のとおり、要望します。
記
1.日本に戻ってきつつある中国人留学生が在籍する多摩地域の大学周辺の都立病院では入院受け入れ可能となっていない。感染症医療に対応できる 多摩総合医療センターについては、健康相談対応だけでなく、入院受け入れもできるよう態勢を取ること。
2.政府のチャーター便で武漢から明日帰国する日本人及び、中国全土からの日本入国者については、ウイルスの潜伏期間があるため、空港における検疫にとどまらず、都立病院や都立施設を十分活用し、一定期間、感染の有無についての経過観察が行えるようにするなど、さらに万全を期すこと。
3.都立病院や公社病院における今回の感染拡大防止の対応について、都民に対して正確な情報提供すること。併せて、外国人にも分かりやすく情報発信に努めること。
以上
令和2年1月28日
本日17:45、都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について要望を行いましたので、お知らせします。
都は感染拡大防止に向けて緊急対策に取り組んでいますが、さらに万全の備えが必要なため、裏面のように要望しました。
席上、小池知事より「国と連携しながらしっかりと対応していく。現場の声を踏まえたご提案に感謝します。」とのコメントがありました。
なお、要望は、東村邦浩幹事長、高倉良生政調会長、まつば多美子政調会長代行、古城まさお都議が行いました。