昨年12月29・30日に発生した光ファイバーケーブルの損傷により、新島、式根島、神津島においては、インターネットが利用できなくなるなどの事象が発生しました。公的機関や金融機関などでは、光回線からADSL回線に切り替えるとともに、NTT東日本が代替ルートによる緊急措置を行いました。しかしながら、十分な通信速度が確保できず、インターネットがつながりにくい状況が生じており、早期の完全復旧が強く求められています。
公明党では、かねてより、災害に備え、自治体のデータのクラウド化(遠隔地で行うデータ管理)などを提言し、島しょ町村においては、住民票の交付等のシステムのクラウド化を行っています。
伊豆・小笠原諸島における光ファイバーケーブルは、これらの施策を支える重要な基盤であります。
ついては、下記のとおり、要望します。
記
1.光ファイバーケーブルの損傷を早期に復旧するとともに、各島の実情にあわせ、復旧までの的確かつきめの細かい情報提供を行うなど、引き続き、村などに対して必要な支援を行うこと
2.光ファイバーケーブルの1つのラインが切れた場合であっても安定したブロードバンドサービスが提供できるよう、ケーブル網のループ化を早期に実現すること。
以上
令和2年1月6日
標記の件について、現地情報の調査・収集を踏まえた上で、本日午後2時45分、都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について要望を行いましたので、お知らせします。
現在、代替ルートによる緊急措置が行われていますが、いまだ十分な通信品質が確保できていない状況であり、海底ケーブルの復旧時期は、長期化する可能性があることから、戦略政策情報推進本部の小室一人 理事に、引き続き、きめの細かい対応・支援を要望しました。
席上、理事からは「早期の復旧をめざすとともに、ループ化を速やかに進めていきたい」とのコメントがありました。
なお、要望は高倉良生政調会長、谷村孝彦幹事長代行、まつば多美子政調会長代行、伊藤こういち都議が行いました。