2020東京大会のマラソンと競歩について暑さを避ける観点から北海道で実施するとのIOCの考えが伝わってきている。
突然の話であり、東京都等が暑さ対策を含めて準備を進めているなかで、戸惑いを禁じえない。
東京大会でのマラソンや競歩については、既に沿道等の自治体や商店街等で競技を盛り上げるための取り組みが進んでおり、チケットの販売も行われている。
また、東京の子どもたちの大会招待も着々と準備が進んでいる状況である。さらに北海道での開催ということになれば、経費負担の問題や宿泊施設の確保、警備体制やボランティア確保などをどうするかなど、大きな課題が新たに生じることになる。
もちろん、アスリートファーストの観点は重要であるが、本日の都知事とIOC・コーツ調整委員長との面談では、現在の東京の取り組み状況を踏まえ十分な意見交換をすべきであり、以下要望する。
記
1. 北海道での競技開催の方針に至ったIOCの考えやその経緯について、都民にも分かるよう明らかにしてもらうこと。
2. 暑さ対策の強化や競技時間の変更など必要な取り組みをさらに検討し、東京での競技開催への理解を求めること。
以上
令和元年10月25日
本日午後1時30分、標記の件について、都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について要望を行いましたので、お知らせします。
本日の都知事とIOC・コーツ調整委員長との面談では、現在の東京の取り組み状況を踏まえ十分な意見交換をすべきであると要望しました。
席上、小池知事より、「まだ十分説明を受けていない。これまで暑さ対策への評価もあり、アスリートも東京で準備している。都民の期待も高いこともあるので、要望も踏まえしっかりと対応してまいります。」とのコメントがありました。
なお、要望は、高倉良生政調会長、まつば多美子政調会長代行、小磯善彦、上野和彦、伊藤こういち、栗林のり子、小林健二、細田いさむ、古城まさおの各都議が行いました。