7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近で大地震があり、伊豆・小笠原諸島に津波警報が、東京湾内湾に津波注意報が発令され、島しょ部においても、多くの方が避難をされるなど、大きな影響があった。
都においても、災害即応対策本部会議を中心に対応を進めているが、現場の議員などから聞き取った現時点での課題について、今後検討するよう、都議会公明党として緊急要望する。
記
1.国、都、町村との連絡体制、情報収集・発信や島民・観光客などへの情報周知について検証を行い必要な改善を図ること。
2.小笠原においては、避難指示の当初、避難所となった小中学校の体育館に避難したが空調設備がなかったことから、急遽、都立小笠原高校の体育館に移った。伊豆諸島も含め、猛暑・寒冷期にも対応できる災害時の避難所の空調設備の整備を確認して必要な改善を図ること。
3.三宅島・阿古地区の観測所は、全国で唯一「欠測」となった。他の観測所も含め、国や関係機関と連携し、必要な整備・改善を図ること。
4.避難が長期化した場合に備え、各島の食糧・飲料、生活必需品などの島内備蓄や輸送について、万全な体制を確保しておくこと。
5.離島航路は、船員不足や労働時間の見直し、船舶の老朽化、エネルギー・資材の高騰などが重なり、定期航路の減便が生じている。今後こうした課題と災害が重なった場合、対応できないことも想定される。課題解決のため、都として国へ働きかけるとともに、必要な支援を行うこと。
以上
令和7年7月31日
本日17:00、都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について緊急要望を行いましたので、お知らせします。
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近で大地震があり、伊豆・小笠原諸島に津波警報が、東京湾内湾に津波注意報が発令され、島しょ部においても、多くの方が避難をされるなど、大きな影響がありました。都においても、災害即応対策本部会議を中心に対応を進めていますが、現場の議員などから聞き取った現時点での課題について、今後検討するよう、都議会公明党として、上記の通り要望しました。
席上、中村副知事から「ご要望の件は、非常に重要な点で、平時から取り組んでいく必要がある。関係局に周知徹底して、取り組んでいく。」とのコメントがありました。
なお要望は、伊藤こういち団長、東村邦浩幹事長、まつば多美子政調会長、細田いさむ、久保りか、大竹さよこ、谷公代、高田清久、村松としたか、いいだ健一の各都議が行いました。