猛暑対策についての緊急要望
今夏、連日猛暑が続いており、危険な暑さにより健康的な生活に影響を及ぼしている。熱中症でお亡くなりになる方も増えており、都として猛暑対策は喫緊の課題である。
今夏できることから最大限の対策をとる必要があると考え、以下要望する。
記
- 高齢者世帯や障がい者世帯がエアコンを新たに購入または故障により買い替える場合には、負担額が極力少なくても済むように、家庭のゼロエミッション行動推進事業おける東京ゼロエミポイントの大幅な上乗せ支援を行うこと。
- 現在、都は区市町村を通して、地域包括支援センターに熱中症を感知するウエアラブルな機器を配布しています。しかし、区市町村によっては、各家庭の高齢者などには行き渡っていないのが現状です。そこで、訪問介護・看護などの事業者に熱中症を感知する機器が配布され、訪問した先で活用することにより高齢者などがエアコンを使用するよう都は工夫をして支援を行うこと。
- 東京都発注の土木工事などにおいて、国から熱中症警戒アラートが発令された場合には、現在、工事事業者の判断でエ事を中止することになっているが、現状は中止されていない。働く人の命を守る為にも、実質的に炎天下での工事中止へと繋がる効果的な取り組みを行うこと。
- 高効率な空調設備等の導入に要する費用の一部を助成している「ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業」については、中小企業における猛暑対策にも資することから、申請から決定までを迅速に行う必要がある。今年度から電子申請にした利点を活かし、よくある間違いなどを整理しホームページでわかりやすく発信するなど、適切な審査体制を整えること。
以上
新型コロナワクチン接種費用の助成に関する緊急要望
現在、新型コロナウイルス感染症は、週ごとに増加をしている。特に、高齢者や基礎疾患等を有する患者が重症化しており、高齢者入所施設や入院患者にとっては、命にかかわる病気と言える。
このため、ワクチン接種による重症化予防が最も効果的な対策となるが、令和6年度からB型定期接種に位置付けられ、自己負担が発生した上に、今年度から国の8,300円の費用補助もなくなった。そのため、負担額が更に高くなり、接種率が大幅に減少しているのが現状である。
そこで、下記の内容について、緊急に要望する。
記
新型コロナウイルス感染症の感染拡大への備えと、医療供給体制の負荷軽減に向けて、経過措置として、重症化リスクの高い高齢者等に対するワクチン定期接種の自己負担の軽減策を行うこと
以上
令和7年8月18日
本日10:00、都議会公明党は小池知事宛に、標記の2件について緊急要望を行いましたので、お知らせします。
猛暑対策では、連日の危険な暑さにより熱中症でお亡くなりになる方も増えていることから、今夏できることから最大限の対策をとる必要があると考え、高齢者や障がい者世帯がエアコンの購入または故障による買い替えの負担額が少なくなるように東京ゼロエミポイントの大幅な上乗せ支援を行うことや、地域包括支援センターに配布しているウエアラブル機器の効果的な活用の工夫などの4項目の要望を、上記の通り行いました。
また、新型コロナ対策については、現在、週ごとに感染が増加しており、特に、高齢者や基礎疾患を有する患者が重症化しており命にかかわる病気となっていますので、重症化予防が最も効果的な対策となります。しかし、今年度から8,300円の国の接種費用補助もなくなったため、接種率が大幅に減少してることから、ワクチン定期接種の自己負担の軽減策を行うよう上記の通り要望しました。
席上、小池知事から「2件のご要望は、どちらも現場のお話でとても参考になる。どうしたら早く対策を講じられるか、関係局にも指示を出して取り組んでいきたい」とのコメントがありました。
なお、要望は、東村邦浩幹事長、まつば多美子政調会長、小林健二、慶野信一、細田いさむ、竹平ちはるの各都議が行いました。