令和7年台風22号の被害対策についての緊急要望

10月9日の明け方から伊豆諸島を襲った台風22号により、八丈島周辺は線状降水帯を伴う記録的な100mmを超える大雨となり、猛烈な風は風速50m以上が観測された。八丈町、青ヶ島村などから多数の被害が報告されている。土砂災害、建物の損壊、車の横転、倒木や電柱の倒壊、信号機の機能停止、さらには断水や光ケーブルの損傷による通信障害など島民生活を直撃している。

都は、災害即応対策本部会議を即日に立ち上げ対策を進め、災害救助法の適用を決断し、さらに自衛隊に災害派遣を要請した。

一方、数日後には再度、伊豆諸島を台風23号が襲来することが予測されており、重ねて最大級の警戒を進めるとともに、速やかに復旧を進め、島民の安全・安心を確保していく必要がある。

そこで、伊豆諸島の議員などから聞き取った現時点での課題について、至急対応するよう、都議会公明党として緊急要望する。

一.早急に情報収集と被害状況を把握し迅速に復旧が進むよう、都から人的支援を行うこと。

二.以下の事象が起きているため、そのライフラインの復旧に総力を挙げること。
  ①「断水」により炊事、トイレ、入浴などに影響が出ており、また「停電」によりテレビ、携帯電話、家電製品などが使用できず、島民生活を直撃している。さらに、町立病院の貯水槽が空になっており、人工透析などの治療にも支障が出ている。
  ②光ファイバーの損傷により通信サービスに障害が発生している。
   また、現地病院と都立病院との画像転送システムへの影響が懸念される。
  ③倒木等により道路が寸断されている。

三.多数の建物被害が発生しており、住居確保、修理などへの十分な支援策を講じること。

四.農水産業等への被害を調査し、復旧に向けて支援策を講じること。

五.来週にも台風23号の接近が予想されている。台風22号の被害を踏まえ、万全な対策を講じるとともに、必要な際には要支援者などを内地で受け入れること。

以上


令和7年10月10日

本日15:25、都議会公明党は小池知事宛に、標記について緊急要望を行いましたので、お知らせします。

10月9日の明け方から伊豆諸島を襲った台風22号により、八丈島周辺は線状降水帯を伴う記録的な100mmを超える大雨となり、猛烈な風は風速50m以上が観測されました。八丈町、青ヶ島村などから多数の被害が報告され、土砂災害、建物の損壊、車の横転、倒木や電柱の倒壊、信号機の機能停止、さらには断水や光ケーブルの損傷による通信障害など島民生活を直撃しています。一方、数日後には再度、伊豆諸島を台風23号が襲来することが予測されており、重ねて最大級の警戒を進めるとともに、速やかに復旧を進め、島民の安全・安心を確保していく必要があります。そのため、伊豆諸島の議員などから聞き取った現時点での課題について至急対応するよう、都議会公明党として要望を、裏面の通り行いました。

席上、栗岡副知事から「非常に貴重なご指摘をいただいたので、できるだけスピード感をもって対応させていただく」とのコメントがありました。なお、要望は、伊藤こういち団長、東村邦浩幹事長、まつば多美子政調会長、慶野信一、細田いさむの各都議が行いました。

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