オリ・パラ大会への児童・生徒招待事業に関する要望

 都議会公明党が提案し実施することになった「東京オリ・パラ大会への子ども招待事業」については、子どもたちだけでなく保護者や地域からも大きな期待が寄せられています。事業が子どもたちの心のレガシーとなるよう、成功させなければなりません。それには安全対策を最優先し万全の態勢で臨む必要があります。

 事業の実施概要は、既に教育現場に示されていますが、安全対策について市区町村の教育委員会や学校現場からはいくつかの懸念も指摘されています。

 例えば、引率者の人数が普通学級で生徒15人に対し引率者が1人となっており、30人学級で2人しか引率が認められていません。このため、仮に会場への移動途中に1人でも体調不良者が発生して引率者が搬送に付き添わなければならなくなると、1人で30人を引率せざるを得ない事態も想定されます。また、特別支援学級は障害の種類によって引率者の人数は異なりますが、途中で体調不良者が発生した場合には引率が困難となるケースも想定されます。
こうした事態への対策として、保護者の有志を募り引率者の枠を増やしてもらいたいとの要望も出されています。

 一方、会場への移動手段についてはバス輸送が原則禁止とされ、飲食についても水や食事の持参も制限されていることから、特に低学年の子どもたちの安全確保や健康対策面での課題も指摘されています。

つきましては、円滑かつ安全な招待事業の実施に向けて、下記の事項を強く要望します。

1,小学校低学年の児童、特別支援学校の児童・生徒それぞれの実情に合わせ、不測の事態にも十分な安全確保ができるよう、引率者増員への配慮を行うこと

2,特別支援学校の児童・生徒のみならず、小学校低学年の児童については、バス輸送を認めるなど、輸送体制への配慮を行うこと


8/7(水)午後1時40分
都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について要望を行いましたので、お知らせします。
席上、小池知事より、「どのように実現可能か、改めて検討してみたい」とのコメントがありました。

なお、要望は、東村邦浩幹事長、橘正剛政調会長、谷村孝彦幹事長代行、中山信行政調会長代行、のがみ純子、小磯善彦、まつば多美子、高倉良生、伊藤こういち、栗林のり子、斉藤やすひろ、加藤雅之、うすい浩一、細田 いさむ、けいの信一、古城まさおの各都議が行いました。

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