相次ぐ高齢ドライバー事故が大きな社会問題となっています。
この状況を踏まえて、都議会公明党は、代表質問において「子どもをはじめとする歩行者を守る上で必要な、安全運転をサポートする車両への補助を含め、多角的な取り組みを早期に実施するべき」と主張。
これに対し小池知事は、アクセルとブレーキの踏み違いによる急発進を防ぐ装置の取り付けについて「補助の受け付け開始後一年間は、高齢者の方により早急に対応していただくために、費用の一割程度の自己負担で装着できるように、今年度の予備費での対応も含めて支援を行っていく」と表明されました。
警察庁がまとめた「平成29年における交通死亡事故の特徴について」によると、特にブレーキとアクセルの踏み違いによる死亡事故が高齢ドライバーで高い水準にあり、高齢ドライバーほど死亡事故を起こしやすい傾向にあります。
こうした事態を踏まえ、子どもをはじめ歩行者を守る上で必要な、安全運転をサポートする装置の装着は、緊急の課題となっています。
つきましては、事業実施に向けて、下記の事項を強く要望します。
1.生活上、自動車が必須の移動手段となっている高齢者の方々が、安心して運転ができるよう、車の急発進防止装置の装着に対する都の補助事業を迅速に実施すること
2.補助対象年齢をシルバーパスの受給年齢と同様に70歳以上とすること
3.装置の装着にあたっては、身近なところで、スピーディに対応できるようにすること
6/27(木)午後3時30分、
都議会公明党は小池知事宛に、標記の件について要望を行いましたので、お知らせします。
席上、小池知事より、「しっかり受け止め、スピーディに進めていく」とのコメントがありました。
なお、要望は、東村邦浩幹事長、橘正剛政調会長、谷村孝彦幹事長代行、中山信行政調会長代行、のがみ純子、小磯善彦、まつば多美子、上野和彦、高倉良生、伊藤興一、遠藤守、栗林のり子、斉藤泰宏、加藤雅之、うすい 浩一の各都議が行いました。