国連が掲げるSDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)の着実な実行をめざして、都議会公明党が今月に会派内に立ち上げたSDGs推進委員会(小磯善彦委員長)は5月21日、政府によるSDGs実行の取り組みについて学ぶ勉強会を都議会内で開催した。
SDGsは、2015年に国連で、30年までに達成すべき行動計画として採択され、貧困の撲滅や環境保全など、17の目標と169の具体策で構成される。
勉強会では、講師に招いた外務省の担当者が、政府が策定したSDGsアクションプランの概要や、官民挙げて優れた取り組みを促し表彰する「ジャパンSDGsアワード」などを紹介。「(先進的に)都が取り組めば、そのインパクトは非常に大きい」と、今後の施策に期待を寄せた。
小磯委員長は「都が策定を進める都政の新たな長期計画にSDGsが反映されるよう推進するとともに、都と民間企業、海外自治体との連携を提案していきたい」とあいさつした。