妊娠支援や築地場外市場支援も
都議会公明党は12月25日、小池都知事に対し、
①学校体育館空調整備の補助金に関する緊急要望
②築地場外市場の商業活動の発展に向けた支援に関する要望
③妊娠支援(妊活支援)の充実を求める要望――を行いました。
要望は東村邦浩幹事長のほか、野上純子、松葉多美子、栗林のり子の各議員が行いました。
国の補助金なくても補助率2/3確保を
学校体育館空調整備の補助金に関する緊急要望」では、国の平成31年度予算案と平成30年度第2次補正予算案に、体育館空調整備に関する交付金が盛り込まれなかったことを踏まえ、「国の交付金がなくても都の今回の補正予算や31年度以降も区市町村に対する実質補助率が2/3となるよう都の十分な対応を」と強く求めました。
都議会公明党は今年11月14日に都知事に対して行った体育館空調整備の追加要望で、万一、国の交付金を獲得できない場合でも空調整備が進むよう都の対応を求め、12月11日の都議会代表質問でも重ねて都知事に対応を要請していました。
中央区とも協力し築地場外市場への的確な支援を
築地場外市場に関する要望では、豊洲への市場移転のあと、築地場外市場に買い出しに来る利用者や観光客の動きに影響が生じ、各店舗の経営展開を見通すことが難しいとの声が出ているとし、魅力創出のため工夫を重ねている場外市場が今後も着実に展開していく道筋をつけるため、地元・中央区とも協力して的確な支援を行うよう求めました。
「妊活」支援のポータルサイトを開設せよ
妊娠支援(妊活支援)についての要望では、都議会公明党が推進してきた「婚活支援」に加えて、妊娠を希望する女性への「妊活」支援を新たに導入し、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない施策の拡充を強く要望。家庭内妊活の支援、不妊治療の充実、不育症への支援、不妊治療と仕事の両立支援、ポータルサイトの開設など具体的な取り組みを求めました。
妊娠支援(妊活支援)のポータルサイトについては、電話相談窓口、医療機関検索、助成制度の内容、両立支援に取り組む企業などの情報を一元化して発信する機能を持つサイトにすべきと提案。さらに、民間の取り組みとの連携も図っていくよう要望しました。